なるほどDX!!⑪-2 ~ちょうどいい "GOKINJO" 付き合いをサポート!〈後編〉~
こんにちは!デジタル共創本部のトラちゃんです!
前回は「人と人とのちょうど良いつながりを作る」アプリ
GOKINJO(ゴキンジョ)をご紹介しましたが
今回は思い切って、そのGOKINJO(株式会社コネプラ)の根本さんにお話し聞きに来ちゃいました!(人見知り<好奇心!)
※以下、根本さん=根 /トラちゃん=ト
ト:根本さん!初めましてトラちゃんです!
今日はGOKINJOについていろいろ伺いに来ました!そして、今ご近所付き合い皆無のトラちゃんは、根本さんご近所づきあいのコツなども聞きたいと思っています。(テヘ)
根:こんにちは!トラちゃん。ご近所付き合いのコツ!?
ト:はい、だってきっとこんなGOKINJOみたいなサービス考えついちゃうくらいだから、根本さんってコミュ力高くて、『趣味・特技=ご近所付き合い』なのでは…?!
根:あー・・・残念ながらどっちかというと、そういうの苦手で。
このサービスは、逆に“苦手だからこそ”っていう感じかも(笑)
ト:え、そうなんですか!?意外!!!(でも逆に親近感沸いちゃう)
トラちゃん、ご近所付き合いって、まず始め方がわからないんですよね…。
学校とか会社とかと違って、毎日会うわけじゃないし、そもそも話すことないし…頑張って話しかけても不審者と思われたら嫌だな~とか思っちゃって…
根:不審者とは思われないと思うけど(笑)。
でも、それわかるなー。(遠い目)
実は私、育休中に2年くらい海外に住んでいたことがあってねー。海外だし本当に知り合いゼロで友達もいないくて。だから公園とかで会う、子連れのママに頑張って話しかけたりしたんだけど…。それキッカケで友達になって!!
…なんてことは無く。ずっと、うーん難しいな~て思ってたな。
ト:え、海外で子育て??楽しそうではあるけど、ある意味すごい試練!
根:そうね(笑) でもね、子育てしていたからこそ、人と知り合うこともできてね。
ト:え?公園で思い切って話しかける作戦うまくいったんですか?
根:いやー、それはダメだったのよ(笑)。
でもね、ある時ベビーベッドが欲しくてどこで買えばいいのかな?なんて探していたら、もう使わないから安く譲りますよ~っていう地域のサービスを見つけてね。ベビーベッドだけじゃなくて子どもの洋服とか靴もあったりして。
当時、そのサービスを結構利用していたんだけど。実際、物を受け取るときって、譲ってくれる人と待ち合わせして会うじゃない?そうするとね「あなたの子どもの年齢なら、こういうのもあるけど要る?」とか「今度こういうサークルがあるけど一緒にどう?」とか、そこで会話が生まれて。そこから少しづつご近所付き合いみたいなものができるようになって…。
そうなってくるとネットで検索しても出てこないようなローカルな子育て情報とか色々知れてね、どんどん世界が広がった!っていう。
ト:ん!それってもしかしてGOKINJOの『お譲り』機能、『お助け』機能にいかされてます?
根:ふふふ・・・。うん、もしかしたらそこで感覚を掴んだ?感じはあったのかもしれないね。
ト:なるほどー!!それはきっと掴んじゃいましたね!(笑)
てゆーかそれ、凄いトラちゃん的には分かり味が深いお話です!
『友達になりましょう!』って正面から言われると、自分では言いだせないから嬉しい反面『は、はい、お願いします…!』みたいにちょっと構えちゃう感じだけど、でも『これ貸~し~てっ!』って言われたら『い~い~よっ!』って普通に返せる気がするもん!・・・言い方の問題?(笑)
根:(笑) 言い方は大事だよね。そもそも、どんなに友達になりたくても正面から「私たち友達になりましょう!」ってサラッ言える人達ばかりじゃないもんね。だから何かサラッとしたキッカケが私は物とか情報だった感じ。
ト:そう、サラッとは大事ですよね!(笑)
マッチングアプリはたぶん「私たち、今からお友達になりましょう!」系ですもんね。そういうのとちょっと違う、より自然な?いやむしろ偶然な感じ?新しい!
根:マンションっていろんな人が住んでるからね。ご近所付き合いが必要な人もいれば、そんなに必要ない人も居るし、得意な人もいれば、私みたいにどっちかというと苦手な人も居るわけで。コネプラのGOKINJOは、いろんな人にとって無理のない“ちょうどいいつながり”を提供できるよう、すごく意識しているよ。
リアルイベントの企画を考える時も、どうしたら多くの人に無理なく、自然に参加してもらえるかっていうポイントは大事にしている!
ト:あ!それ聞きたかったんです!コネプラって旭化成発の社内ベンチャーなんですよね?ベンチャーって少数精鋭なイメージあるんですが、人数少ないのに企画~実施まで自分たちでやっているって聞いて、すごい!って思ってたんです。イベントの企画考えるのって結構大変ですよね?
根:そう、旭化成発・社内ベンチャー。他の旭化成の業務と兼務の方も入れて、今は全部で20人くらいでやってるんだけど、半分以上はアプリの開発を専門にしてもらっているので、企画は本当に数名で知恵を絞ってる感じかな。
ト:大変そうだけど…楽しそう!今までどんなイベントをしたんですか?
根:子ども向けだと、環境問題と絡めながら、組み立て式のオリジナルビニール傘作りとか、すごく盛り上がった!子どもが参加できるイベントは親同士もつながるキッカケになりやすいからよくやるんだけど。広い年代に向けてだと、無農薬野菜の共同購入とか、最近は防災系かなー。私、実はそのために“食育防災アドバイザー”っていう資格を取ってね、被災時にお鍋ではなくポリ袋を使ってお料理をする方法とかを防災イベントでレクチャーしたりもしてるよ。
ト:あ、それやったことはないけど知ってます!災害時にお料理でお鍋を使うと、お鍋を洗うお水が必要になっちゃうからポリ袋を使うっていうやつですね。て、資格まで取ったんですか?本当に自分たちで全部運営しているんですね・・・!
資格といえば、根本さんて一級建築士なんですよね?一級建築士って言ったらレインボーブリッジみたいな大き目の橋とか建物などを作れる人ですよね。かっこよー!!
根:そうそう、実は一級建築士なの(笑)。いまは全然違うことしてるけど、結構長い間へーベルハウスの図面を書いてたのよ。11年くらいは設計していたかな。
ト:すごー!ベテラン!・・・でも今、全然違うお仕事してますよね?なぜ?
根:“暮らし”っていうキーワード以外は全然違うよね(笑) 2020年に旭化成ホームズの社内で新規事業コンテストって言うのがあってね…
ト:さては、そこで優勝したんですね!!
根:しなかったー!!(笑) でもね、そのコンテストに参加する中で、いろんなご縁があって今のコネプラの立ち上げメンバーの中村さんや森屋さんと出会って。GOKINJOのアイデアも生まれて。背中を押してくれる人もいて・・・。そこから事業化するまでに何度も事業内容を練り直して練り直して、やっと事業化して・・・からの今、おかげさまで創業して1年半です。
ト:優勝しなかったのに結果、今は事業になっててすごい!そのコネプラがコネプラになるまでのお話、なんだかすごくドラマチックな気がして、トラちゃん興味津々・・・!もっと詳しく聞きたい・・・でも!それは時間が足りなくなるかあらまた別の機会に取っておきますね。我慢我慢…。
そういえば、社名の「コネプラ」の由来って何ですか?
“コネクション・オブ・プラネット?”
根:“惑星の関係??” いいね、壮大!(笑)
コネプラは「コネクト・プラットフォーム」を短くして“コネプラ”っていう名前になったの。
もともとGOKINJOっていうアプリの名前は決まっていて、GOKINJOっていう会社名もありだったんだけどね。でもGOKINJO(ご近所)に限定せずプラットフォーマーになっていく!人と人がつながるコミュニティプラットフォームを提供して、人の暮らしを支えて社会をもっと豊かにしたい!そんな想いを込めてるよ。
ト:惑星の関係じゃなかった!(笑)
みんなを繋げるプラットフォームってことですね!いいですね!
今まで根本さんが見ていて面白いな、と思った使われ方・繋がりってありますか?
根:そーだなー色々あるけど、本当にいろんなものがシェアされたり譲渡されてりしているよね。例えば、ふるさと納税でカラムーチョ頼んだけど食べ過ぎて飽きて、あと13袋あるけどどうですか?みたいなのとか。あとはシェアではないけどカブトムシのお見合いとか。
ト:え、それすごく良い!トラちゃんは『欲しいです!』ってすぐ手をあげちゃうと思う(笑)からの、ふるさと納税のおすすめ品トークもその方と楽しみたい!! そして、カブトムシのお見合い??おもしろいですね!ツガイで飼ってるとは限らないですもんね。和む!カブトムシにまで優しい平和な世界~
根:ふふふ。子育て世代は、当初の予想通り、やっぱり物のシェアリングとか多いよね。でもシニア世代の方たちも結構アクティブに使ってくださってて、それは意外だったかな。
ト:シニアの方たちも物のシェアリングを結構されるんですか?
根:ううん、そうじゃなくて「近所のここの桜がきれいですよ」とか「今日の朝焼けです」みたいにコメントと一緒に写真を投稿してて…なんていうんだろちょっとインスタっぽく?使ってくださってたりが多い。かつ、結構みなさんそれに対して「今度見に行きます」とか「きれいですね」って盛り上がってて良い感じなんだよ~。60歳以上の方が7割を占める自治会なのにアクティブ率84%。予想に反して高い数値にびっくり!
ト:それはかなり盛り上がってますね!そして和む~平和で優しい世界ですね~癒される~。GOKINJOだと安心感のある優しいSNSが実現できる感じで良いすね。トラちゃんもその会話に参加したいな~。
本当にいろんな人がつながるプラットフォームになってますね!素敵!
根:実際のユーザーさんたちの使い方って私たちとしても凄く気づきが多くて勉強になる。そこからもヒントをらって、これから新機能としてリリースしていく予定もあるんだよ。
ト:素晴らしいですね!具体的にどんな機能なんですか?
根:例えば、「地域連携」とか「グループ機能」。「グループ機能」はもともと、ランニングの仲間をGOKINJOで募って「みんなで一緒にラニングしませんか?」ていうことをしていたユーザーの方たちの使い方からヒントをもらったんだけどね。メンバーを募ることはGOKINJOの掲示板でできるけど、いざ、走ろう!となった時の「どこでいつ待ち合わせる?」っていう細かい話は、個別で連絡を取りあっている~ってうのをきいてね。それならばGOKINJO内でグループチャットができたら良いよね。ってことでグループ機能追加予定です。
ト:確かに、メンバーの中にはGOKINJOは使えるけど普通のメールとかLINEとかは苦手、っていう人もるかもですしね。グループ機能良いですね!便利便利。「地域連携」っていうのは具体的にどんな機能ですか?
根:これも、あるユーザーさんの使い方にヒントをもらったんだけど。自分の住むマンションの近くのお店と仲良しの方がいて、この方が「マンション住人割引」みたいなことをお店の人と考えてクーポン?みたいなものをGOKINJOでみんなに共有していたの。これすごく良いアイデアだと思わない?
ト:すごく良い!!・・・でも、マンションの中に近所のお店の人と仲良しな人がいないと出来ないですよね??大きなマンションだと一人くらいそういう方が居るものなんですか?
根:そう、いないと出来ないから、マンションの外部のお店や企業にアカウントを渡すの。それで企業やお店から直接そのマンションのGOKINJOアプリにクーポンのお知らせを配信できるようにしようと思ってるんだ。
実は最近の大型マンションは、マンションを建てるだけじゃなくて“そのエリアの活性化”を行政などから求められてることも多いの。
ト:おー!!ということは、マンションの方たちがGOKINJOのクーポンで地域のお店や企業で沢山お買い物してくれたりすると地域も活性化するからエリアの活性化に貢献できますね。お得にお買い物出来て、地域も元気になって、WINWIN、素敵!
“ご近所”の定義も、もうマンションを飛び出して、地域にまで広がってるんですね。キッカケも広がっていい感じ。そうやってフットワーク軽くどんどん新機能追加していくの、なんだかすごく“ベンチャー企業”を感じます。(笑)
根:ふふふ。人数が少ない分、大変なこともあるけど、やっぱり何かを決めて動き出すのは比較的早いかも。もちろん起業当時の芯のところ、“ご近所付き合いしたい気持ちがあるのに、それが苦手で一歩踏み出せない人達をうまく助けたい!”は変わらないけど、いろんなニーズに合わせて柔軟に対応して進化していけるサービスでありたいよね。
ト:うんうん、いろんな人がいる分、いろんなキッカケがあった方が絶対いいですもんね。コネプラはGOKINJOのアプリ以外には何か新しいサービスのリリースとかしないんですか?例えば・・・無農薬野菜作りとか!!
根:おー!そっちも自力でやっちゃう?!(笑)楽しそうだけど今のところはまだ考えてないかな~
でも、アプリ以外にも色々できることはあると思ってるよ。例えば、GOKINJOにたまった沢山のデータをうまく活用したいと思ってる。GOKINJOのやり取りの中には、暮らしの困りごととか潜在的なニーズとか、暮らしを良くするヒントが沢山隠れてると思うんだよね。大学とか企業とかと一緒に分析を進めて新しいライフスタイルの提案や、これからのWell-beingに活かせたらいいよね!
ト:確かに、素敵なデータ沢山持ってますもんね。きっと“気づき”という宝が沢山眠ってるに違いないです!自分では当たり前すぎて「困りごと」とさえ思ってないものって、世の中に沢山ありますもんね。そういうものを見つけ出して提案していくのはすっごく面白そうですね。(ワクワク)
根:うん、そうやって、もっとみんなが暮らしやすい豊かな社会になっていけるといいよね。
ト:そうですね!トラちゃん今日根本さんと話してたらなんだかすごく心が軽くなりました。ありがとうございます!いきなり、知らないお隣さんを待ち伏せして話しかけるんじゃなくて、近所の商店街のおばちゃんにまずは話しかけてみようかな。(笑)
今日はありがとうございました!
個人的にとても応援しています!
根:(笑)そうね、きっと商店街のおばちゃんも嬉しいと思う!
こちらこそ、トラちゃんありがとう~
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なんだかすっごくトラちゃん、心、晴れ晴れ。
だって、トラちゃんはトラちゃんのままで、トラちゃんらしいご近所付き合いをゆっくり探せばいいんだなって思えてきたから。
それぞれがそれぞれの距離感、心地よさを選びながら、キッカケを大切に生活していけば、最適なご近所付き合いが見つかりそう。
それにしても、根本さんはトラちゃんの思った通りとっても優しい素敵な方でした。
十分、コミュ力高い気がしたけどな…
それでも「近所付き合いで苦労した」なんて聞くと、近所付き合いってもしかしてコミュ力じゃなくて、やっぱりキッカケが相当大事な気がしますね。
みんなにキッカケを提供し、自分らしく安心して暮らしていけるそれぞれのご近所付き合いをサポートをするGOKINJOってやっぱりとっても懐が広く優しいサービスな気がします。
人とつながるって大事、でも無理しないっていうのも大事。
コネプラの根底には押し売りではない、“さりげない優しさ”があるように思います。(真のイケメン!)
これからの進化もすっごく楽しみ!
とりあえずトラちゃんは今から
近所の商店街を、お散歩がてらのんびり歩いてみようと思います~。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
デジタル共創本部のトラちゃんでした◎
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