【ローカル5Gへの挑戦】旭化成ネットワークスの取り組みについて
こんにちは。旭化成デジタル共創本部です。
今回は、旭化成グループのデータセンターを運営している旭化成ネットワークス株式会社での「ローカル5G」についての取り組みをご紹介したいと思います。
旭化成ネットワークスは旭化成創業の地、宮崎県延岡市で2003年から自社設備でのデータセンターを運営しており、高品質のファシリティとネットワーク基盤を旭化成グループ内外に提供しています。
ネットワークの高度化、またスマートファクトリーの実現といった製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を念頭に、これまで様々なトライアルを進めてきましたが、その中、2021年8月にローカル5G無線免許を取得、データセンター内というユニークな環境で5G無線がどのようなメリットを出せるかの実証実験を開始しました。
実証実験の成果は、閉じた世界ではなく皆様と共有し、新たなサービスにつなげていきたいと旭化成ネットワークスは考えています。しかしながら、データセンターは一方で非常に厳しいセキュリティ管理を要求されます。外部の方が容易にアクセスできて、そのような高速ネットワークを「手軽に・いつでも」使って、その価値を確かめてみる“場所”を実現できないか―――?
その想いから、現在延岡駅西口に建設中の新しいランドマークである「延岡駅西口街区ビル」に、ローカル5G環境を備えた“共創空間”を2022年3月にオープンすることとしました。
共創空間では、新たなITサービスを実現されたい宮崎・大分・九州一円の地場企業の皆様をはじめ、学生・研究者の方々もご利用できる高品質で安全な5G無線高速ネットワークの環境をご提供します。またITベンダーの皆様が製品・ソリューション情報を発信できるショールーム機能も予定しています。
旭化成では、デジタル共創本部にて東京・田町駅前に共創空間“CoCo-CAFE“を運営しています。旭化成ネットワークスが手掛ける延岡の空間は、東京・田町ともつながり”CoCo-CAFE NOBEOKA“として物理的な距離を超えたコミュニケーションを実現します。
新たなビジネスやサービスを作っていく“場所”、そしてその成果を製造現場のスマート化、地域のDX化など、社会課題の解決のために提供していく“場所”、そんな空間と未来の実現を目指しています。
旭化成ネットワークスの今後の動向にぜひご期待ください。
最後までお読みいただき有難うございました。
関連リンク
・旭化成グループのデータセンター内におけるローカル5G無線免許取得および実証実験の開始(2021年8月18日旭化成株式会社プレスリリース)
・旭化成ネットワークスとNEC、延岡データセンターにスタンドアローン方式のローカル5Gネットワーク基盤を構築(2021年11月15日旭化成株式会社プレスリリース)
・旭化成ネットワークス株式会社
・旭化成株式会社
・旭化成 DXエンジニア キャリア採用 特設サイト